弁護士十川由紀子の絵本ブログ

 
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ホットケーキできあがり!
2015-06-04
 アメリカのエリック・カールと言えばらぺこあおむしが有名で、他にもたくさんのエリック・カールの本が日本語版として出されています。その中で、息子が一番好きなのがホットケーキできあがり!」です。
 
 ジャックが朝起きて、お母さんにホットケーキが食べたいと言うと、お母さんに手伝ってちょうだいと言われます。ジャックは、畑へ行き小麦を刈り取り、水車小屋の石の「ひきうす」で粉にしたり、卵をにわとり小屋に取りに行ったり、裏庭で牛の乳を搾ったり、おけにクリームを入れてバターを作ったりして、材料集めをします。
 
 そして、ジャックは、材料を揃えると、お母さんと一緒にホットケーキを焼き、いちごジャムをかけて完成させます。
 
 息子は材料を集めるシーンが大好きで、わざわざ部屋の隅へ行き、小麦を刈り取るまねをしたり、卵を取りに行くまねをします。
 
 息子は、この本に影響され、休日の朝は「ホートケーキ作って!」と言います。息子は、保育園に行かなくてもいいし、大好きなホットケーキも食べられるし、うれしそうです。息子は、できあがったホットケーキはちみつをかけたり、ジャムをかけたりしておいしそうに食べます。それを見ると、ささやかだけど幸せだなと思います。
 
 なお、訳者のアーサー・ビナード氏が、6月14日日曜日に行われる九条の会・きしわだの講演会に講師として来てくださることになりました。こちらもお楽しみに。
 
 エリック カール 作
 アーサー ビナード 訳
 偕成社 2009年9月発行
 
 
おさかないちば
2015-05-12
おさかないちば
 息子は小さいときから肌が弱く、体中に湿疹やじんま疹が出るので、病院を転々としました。2年前からアレルギー専門の先生に見て貰うことができ、定期的に病院へ通っています。
 
 その病院で待ち時間に毎回読むのが、加藤休ミさん「きょうのごはん」(偕成社)です。いろいろな家の晩ご飯が書かれていて、とてもほのぼのします。晩ご飯の絵も、本物そっくりで、この作者の他の本を読んで見たいと思っていました。
 
 そんなとき、書店で加藤休ミさんおさかないちば」を見つけたので、早速購入しました。お寿司を食べに行った男の子が、貝に興味を持ち、お父さんといっしょに市場へ行くお話です。
 
 市場のは、びっくりするぐらい本物そっくりに描かれていて、生き生きとしています。市場で働く人たちも生き生きとしています。市場が題材の本は珍しく、興味深く読みました。
 
 株式会社 講談社
 2013年10月10日発行 加藤休ミ
 
 
歌の絵本 日本の唱歌より
2015-04-06
 安野光雅さんの絵本はいろいろありますが、この絵本は、1ページごとに唱歌とその唱歌に合った絵が書いてあります。
 
 前半は、「ふるさと」「朧月夜」「こいのぼり」などの春の歌から始まり、夏秋冬の歌が続き、その歌に合った日本の昔の風景画が書かれています。
 後半からは絵のタッチが変わり、版画か切り絵のような感じになり、「証城寺のたぬきばやし」から始まっています。
 
 昔の懐かしい歌ばかりで、私が知らない歌もありますが、安野さんの絵はとても癒やされます。
 
 この絵本を買ったとき息子はまだ3歳でしたが、その当時の保育所の所長先生が「ふるさと」が好きで教えてくださっていたので、息子は意味はわかっていませんが、「ふるさと」が歌えるようになっていました。
 
 「ふるさと」のページは、山や田んぼのある昔の風景の中で子ども達が遊んでいて、とても穏やかな絵で、何回か息子と一緒に見ていました。
 
 その後、私の祖母が突然、危篤状態になり、病室で歌ったのが、この「ふるさと」です。祖母は意識がなく喋ることはできませんでしたが、祖母の手を握って、息子と一緒に「ふるさと」を歌うと、祖母は、一緒に歌おうとしていたのか口を動かしていました。
 
 祖母は、亡くなる数ヶ月前まで田んぼや畑仕事をしていて、「ふるさと」のページに書かれた絵と同じような田舎に住んでいました。最期に会話はできなかったけれど、一緒に歌えて良かったと思います。
 
 1977年5月20日発行
 編 芥川也寸志
 絵 安野光雅
 株式会社 講談社
 
 
でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
2015-02-27
 今年初めての絵本ブログです。
 年明け早々から尋問があり慌ただしく仕事をしていたら、あっという間に2ヶ月が経ってしまいました。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。
 
 さて、今回も電車の本です。私の子どもが男の子なので、電車や乗り物の本が多いです。この本は、前から読んでもいいし後ろから読んでもいいという面白い本です。
 
 前から読むと、雪の降り積もる「やまのえき」を出発し、山や海を通り、最後は黄色の菜の花畑を通り「うみのえき」に到着します。トンネルを抜けると雪がなくなり、さらにトンネルを抜けると一面が黄色の菜の花畑になり、とても綺麗です。
 
 これを後ろから読むと、黄色の菜の花畑から雪景色になり、同じ本なのに雰囲気が異なります。
 
 もうすぐ3月、冬も終わり早く暖かくなるといいですね。 
 
 作・絵 間瀬なおかた 株式会社ひさかたチャイルド 
 2002年1月発行
 
へいわってすてきだね
2014-12-26
へいわってすてきだね
 全国の絵本店員が勧める「第7回MOE絵本屋さん大賞」の第1位に、この本が選ばれたそうです。
 この詩を書いたのは安里有生くんという小学1年生の与那国島の男の子で、2013年6月の沖縄戦全戦没者追悼式で読み上げられた詩に、絵本作家の長谷川さんが絵をつけたものです。
 
 この詩は、平和が何か、戦争が何かということを、あらためて教えてくれます。初めて読んだとき、小学生とは思えない詩にびっくりしました。また、長谷川さんの絵は、平和のすばらしさを綺麗な色彩で表現していて、詩をよりいっそう引き立てています。
 
 例えば、「ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが、ヒヒーンとなく」と書かれたページは、緑の長命草の上に与那国馬がいて、沖縄の青い海が広がっています。このような何気ない日常が平和なんだとあらためて感じます。
 
 2014年7月1日、憲法改正手続を踏まず、集団的自衛権の行使容認が閣議決定されました。この本を読むたびに、政治家より小学生の方が平和とは何か、戦争とは何かをわかっていると思います。
 
 安里有生 詩
 長谷川義史 画
 ブロンズ新社
 発行年月日2014年6月
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