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 弁護士 十川由紀子の
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(この絵本ブログは、息子が小学生の時に書いたものです。)
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スイミー

2014-08-04
スイミー
 8月になり暑くなってきたので、海が舞台の本を選びました。
 
 この本は、息子が2歳になったばかりのころに、保育園の先生に紹介された本です。まだ2歳なので、字が多すぎるかと思いましたが、絵や表現が透き通るような美しさで、とても感動しました。
 
 ストーリーは、小さな魚がたくさん集まって、大きな魚のふりをして、大きな魚を追い出してしまうお話です。その前に、主人公の「スイミー」が、「にじいろのゼリーのようなくらげ」に会ったり、「ドロップみたいな いわから はえてる こんぶやわかめのはやし」を見たり、海の中のいろいろな生き物に出会うシーンも、とても印象的です。
 
 暑い夜、息子と一緒に読んでいると、なんだか涼しくなったような気がします。
 
 また、この本を読むと、この本を紹介してくださった先生のことを思い出します。息子も私も大好きだった先生で、息子が生後9ヶ月からお世話になりました。初めて育児をしながら働く私に、たくさんのアドバイスをしてくださいました。別の園に移られたのでお会いできませんが、先生との思い出は一生の宝物です。
 
 作 レオ=レオニ  訳 谷川俊太郎
 好学社

ほげちゃん

2014-07-23
ほげちゃん
 絵本は高いので、息子と一緒に定期的に図書館へ行きます。
 先日、図書館へ行くと、息子が「これ借りる!」と言って、この本を持ってきました。
 
    「えっ、これ?」

 タイトルは変だし、絵も変なので、「本当にこれ借りるの?」と言うと、「先生に読んでもらった」と言います。
 そこまで言うのなら、しょうがないと思い借りました。
 家に帰って一緒に読むと、とても面白く、親子で笑いながら読みました。
 
 お話の内容は、子どもが、ほげちゃんと名づけた人形を毎日抱っこしたり、遊んだりして、薄汚れるほど一緒にいるのですが、ある日、家族で出かけるときに、薄汚れているという理由で置いていきます。
 腹を立てたほげちゃんは、家族がいない間に、家の中をめちゃくちゃにして、逆襲するというお話です。
 
 保育園の先生によると、園児にも大人気だそうです。先生は、毎週日曜日に図書館で絵本を探してくださっているそうです。
 絵本の選択の幅が広がり、とても有り難く思います。
 
 作者 やぎたみこ
 2011年6月発行 偕成社
 

ちいさなヒッポ

2014-07-14
ちいさなヒッポ
 マーシャ=ブラウンは、「三びきのやぎのがらがらどん」で有名な絵本作家ですが、私が好きなのは、「ちいさなヒッポ」というカバの親子のお話です。
 
 前ページが、とても美しい版画で、絵を見ているだけで癒やされます。きれいな色使いで、木目を生かして水面を表現していたり、とても素晴らしいです。
 
 絵本を読むようになって、絵本といえども版画、油彩と様々あることを知り、絵も重要な要素だと思うようになりました。
 
 お話は、カバの母子の日常のお話です。ワニに食べられそうになった子どものカバを、母親のカバが助けます。読んでいるうちに、私と息子に重ね合わせてしまいます。

マーシャ=ブラウン 作 内田莉莎子

1984年1月 発行 偕成社 
 
 

おかあちゃんがつくったる

2014-07-02
おかあちゃんがつくったる
 6月22日日曜日、息子と一緒に、絵本作家の長谷川義史さんの「絵本読み聞かせLIVE」(みんなで保育・子育てを考える集会)に行きました。
 私は、当日まで、長谷川さんが有名な絵本作家だと知らず、会場に着いて、たくさんの人がいるのでびっくりしました。チケットも取りにくかったようですが、同じ保育園のお母さんが取ってくれました。
 
 図書館でボランティアの方が読む、「読み聞かせ」の体験はありますが、絵本作家が自分の本を読む、「読み聞かせ」は初めてです。
 
 長谷川さんは、解説をつけてお話をしてくださり、ウクレレを弾きながら絵本を読んだり、その場で絵を書きながらお話をしたり、とても工夫されていました。
 
 その中で、とてもおもしろく、それなのに涙が出そうになったのが、「おかあちゃんがつくったる」(講談社・2012年4月26日発行)です。
 長谷川さんの実体験がもとになっているそうで、小学校1年生のときにお父さんが亡くなった後の、お母さんと子どもとの日常生活が描かれています。
 
 この本を読むと、母親は強い!と思います。
 

ちびくろさんぼ

2014-06-12
ちびくろさんぼ
 ちびくろさんぼは、私が小さいときに母に読んでもらった本です。黒人差別だとされ絶版になりましたが、復刊版があると知り、購入しました。
 
<あらすじ>
 ちびくろさんぼが、ジャングルへ遊びに行き、4匹のトラに上着などを取られてしまいます。しかし、4匹のトラが喧嘩してしまい、木の周りをぐるぐるまわっているうちに、ギー(バター)になってしまいました。
 お母さんが、そのバターを使ってホットケーキを焼き、お母さんは27枚、お父さんは55枚、ちびくろさんぼは169枚も食べました。
 
 我が家では、休日の朝に、息子のリクエストでホットケーキを作ることがあり、息子はホットケーキが大好きです。息子は、この絵本の最後のページに、ホットケーキが天井に届きそうなくらい高く積み上げてある絵を見て、大喜びします。
 最後のシーンは、とても楽しい気持ちにさせてくれます。
 
 文 ヘレン・バンナーマン  絵 フランク・ドビアス
 訳 光吉夏弥
 瑞雲舎 2005年4月15日発行 (岩波書店の復刊版)


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