弁護士 十川由紀子の
絵 本 ブ ロ グ
(この絵本ブログは、息子が小学生の時に書いたものです。) |
かわ
2016-08-10
毎日、とても暑いですね。
子どもたちは、海やプールが大好きですね。私の息子も保育園のプールの日を楽しみにしています。
先日、「おかあさんは、おしごとでプールないの?」と聞かれ、大笑いしました。「クーラーと、せんぷうきだけ?」と聞くので、「そうだよ」と答えました。
まだまだ、子どもです。
さて、こんな暑いときは、この「かわ」という絵本がお勧めです。
山から溶けた雪や雨が、川になり、上流の山や田を流れて、市街地を通り、最後は海沿いの工業地帯を通って海に流れます。
山や田園風景が細かく描かれており、絵を見ていると涼しい気持ちになります。
また、上流から下流までが一冊の絵本になっていて、川がどのようにできているのか勉強になります。
夏にお勧めの1冊です。
株式会社 福音館書店
さく え 加古里子
1962年7月発行
オバマ大統領
2016-06-03
オバマ大統領が、伊勢・志摩サミットの後、アメリカの大統領として初めて広島を訪問しました。
図書館に行くと、オバマ大統領の絵本があったので、2冊借りました。
オバマ大統領は、黒人のお父さんと白人のお母さんの子としてハワイで生まれましたが、幼い頃に両親が離婚したそうです。
お母さんが再婚しインドネシアへ行くことになったので、オバマ大統領も一緒について行きましたが、オバマ大統領はハワイに1人で戻ることになり、母方の祖父母に育てられたそうです。
両親の離婚以外にも、人種差別もあり、いろいろな苦労があったようです。
②の本は小学生以上でないと難しいと思いますが、①なら保育園、幼稚園の年長であれば読めると思います。
①バラク・オバマ 希望への道のり
文 ジョナ・ウィンター
絵 AG・フォード
訳 大原敬子
2009年7月1日 PHP研究所
②オバマ YES WE CAN
著 ロバータ・エドワーズ
絵 ケン・コール
訳 日当陽子
2009年1月20日 岩崎書店
おかし
2016-04-28
新学期になり約1ヶ月経ちました。
私の息子は、保育園の年長組になりました。0歳から保育園に通い、あっという間の5年間でした。
息子は、新しい先生にも慣れ、年長組になって始まったドッジボールを楽しみに、毎日通っています。
さて、今回の絵本は「おかし」です。かわいいおかしの表紙に惹かれて購入しました。中に描かれている絵もかわいく、癒やされます。
少し長いお話ですが、おかしの意味を考えさせられる内容となっています。
赤ちゃんにとってのおかしの役割の説明があったり、バナナ1本があったらどんなおかしが作れるか考えたり、ドッジボールをしたあとに、みんなでお母さんの作ったおかしを食べたり、内容は盛りだくさんです。
子どもも大人も、楽しめる絵本です。
株式会社 福音館書店
中川李枝子 文
山脇百合子 絵
とけいのほん①②
2016-02-02
今年初めての絵本ブログです。今年もよろしくお願いします。
息子は、先日、初めて乳歯が抜けました。息子は、少しお兄ちゃんになった気分でうれしそうです。私も、初めて歯が生えてきたときのことを思い出し、とても感慨深かったです。あっという間に数年が経ちました。
さて、息子は、時計が読めないので、そろそろ教えないといけないと思っていましたが、私にとって、時計を読むのは当たり前で、論理的に考えたことがないので、なかなか上手く教えられません。
そんなとき、当事務所の事務局(大先輩ママ)が、お下がりの絵本をくれました。それが、「とけいのほん」です。
「とけいのほん①」では、短い針と長い針を、「ちび」と「のっぽ」と呼び、おおまかな説明をしています。そして、「とけいのほん②」では、カードを5枚ずつ並べて、分の読み方を教えてくれます。
かわいい絵がたくさん描かれているので、勉強という感じがせず、楽しみながら時計が読めるようになる本です。
まついのりこ さく
1973年5月発行
戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」
2015-12-09
私は、この絵本ブログを始めた当初、難しい話や政治の話ではなく、みんなが楽しめるようなブログにしたいと思っていました。
しかし、安保法制の強行採決や、沖縄の基地問題で、国民や市民の声が反映されていないことに危機感を抱き、このブログでも関連する絵本を紹介したいと思うようになりました。
「わたしの「やめて」」は、図書館の新刊書のコーナーに置いてあった本をたまたま手に取ったもので、まだ出版されたばかりです。
今年7月に結成された「自由と平和のための京大有志の会」の声明書を、こども語訳したものを絵本にしたそうです。
青い空と青い海の描かれた頁には、
うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためじゃない
と書かれています。
子どもたちが教室で勉強している絵が描かれた頁には、
がっこうで まなぶのは、ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない・・・・と書いてあり、なぜ学校で学ぶのか、わかりやすく書いてあります。
5歳の息子には少し難しいと思いましたが、小学生なら、なぜ、戦争をしてはいけないのか、よくわかる絵本だと思います。
文 自由と平和のための京大有志の会
絵 塚本やすし
2015年9月30日発行
朝日新聞出版