
弁護士 十川由紀子の
絵 本 ブ ロ グ

(この絵本ブログは、息子が小学生の時に書いたものです。) |
かぶきわらしの義経千本桜
2018-04-06

入学式、始業式のシーズンになりました。私の息子
は、4月から小学校2年生です。

親子ともに慣れない
小学校生活
でしたが、あっという間に1年が過ぎました。息子
は、進級することが、うれしそうです。



さて、今回ご紹介するのは、文楽、歌舞伎で有名な演目の義経千本桜です。












大人にとっても難しい文楽や歌舞伎ですが、この絵本は、歌舞伎の芝居小屋に住んでいる「かぶきわらし」が、義経千本桜の舞台をわかりやすく説明してくれます。
ページによっては、しかけ絵本になっていて、大人も子どもも楽しめます。ただ、低学年の息子
には少し難しかったようです。

なお、大阪の国立文楽劇場では、義経千本桜のうち「道行初音旅(みちゆきはつねのたび)」の段が4月7日から30日まであります。

文・絵 庄司三智子
2018年3月15日 初版発行
株式会社出版ワークス
たこをあげるひとまねこざる
2017-12-26

前回、息子
が
小学生
になったことをお話しましたが、あっという間に
12月
になってしまいました。学校生活に慣れたようで、友達と野球
をするのが楽しみなようです。






息子
は、朝早く出て、授業が始まる前に友達と野球
をし、休憩時間も野球
をし、学童の時間も野球
をしているようです。




保育園のときは、
イヤイヤ保育園に行っていましたが、今は、野球
がしたいので早く家を出るようになり、私
はとても助かっています。



さて、この本は、テレビアニメで有名な、おさるのジョージの原作本です。登場人物は、おなじみの「じょーじ」と「きいろいぼうしのおじさん」です。作者は夫婦で、妻が文を書き、夫が絵を描いています。
「じょーじ」は、知りたがり屋で人まねが好きなので、興味のおもむくままに、行動します。たこにつかまって空を飛ぶシーン
は圧巻です。

子どもたちは、おさるのジョージのアニメで慣れているので、取っつきやすい本なのではないかと思います。
絵がとてもきれいで迫力があり、是非、手にとってもらいたい一冊です。
文 マーガレット・レイ
絵 エッチ・エイ・レイ
訳 光吉夏弥
岩波書店 岩波の子どもの本
1966年11月 第1刷発行
しげちゃん
2017-06-15







また、宿題の
「ひらがな」があまりにも汚ないので、
消しゴムで消したら大泣きし
、最初の頃は、親子で喧嘩
をしながら宿題をしました。




さらに、最初の数週間は
給食がなく、
お弁当を持って学童保育へ行くので、私は朝から大忙しで、慣れるまで大変でした
。



最近になり、やっと落ち着いてきました
。

さて、この本は、入学式当日、
女の子
が自分の名前を
男の子
の名前に間違えられるシーンから始まります。




女優の室井滋さんが、自分の名前について書いた絵本です。



親は、みんな、
子どもの幸せ
を願って名前をつけるのですね。暖かい気持ちになる絵本です。


室井 滋 作
長谷川義史 絵
2011年5月発行 株式会社 金の星社
四十七士(新・講談社の絵本)
2017-01-26

遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

各地で
大雪が降っているようですが、大阪は降りませんね。

私は
雪国育ちなので、
雪が降らない方がうれしいのですが、息子は、
雪を楽しみにして、降らないが残念そうです。



さて、年末に
歌舞伎の忠臣蔵を見ました。

忠臣蔵は、浅野内匠頭に対する忠義のために、家臣47人が、雪の降る中、吉良上野介の屋敷に討ち入りする話です。
前回ご紹介した「新・講談社の絵本」のシリーズの中に、この忠臣蔵があったので、読み聞かせました。
息子に忠義
と言っても理解できないと思いますが、
男の子だからか、刀で対決するシーンが大好きで、とても気に入ってくれました。


絵が本格的な日本画なので、大人も楽しめます。
株式会社講談社
2002年12月20日発行
画 神保朋世
文・構成 千葉幹夫
一寸法師(新・講談社の絵本)
2016-11-08
今回は、みんなが良く知っている一寸法師です。小さな一寸法師が、
お椀の船に箸の櫂(かい)で、京へ渡ります。

子どもの頃に読んでもらったきりで、すっかり忘れていました
が、子どもと楽しく読みました。

まず、子ども
のいない大阪の夫婦が住吉大社にお参りし、子ども
を授けて欲しいとお願いするシーンから始まります。


息子は、住吉大社で七五三をしていたので、見覚えのある橋に「あ、あそこだ!」と言い、うれしそうです。
住吉大社の風景も、とても美しく描かれていて、絵が上品です。
その後、小さな一寸法師は、淀川を
お椀の船でわたり、京へ行きます。

一寸法師は、三条の大臣の屋敷に置いてもらうことになり、そこのお姫様といっしょに過ごします。お姫様の着物の柄、屋敷も本当に美しく描かれており、読んでいて大人も楽しくなります。

講談社のシリーズは、他にも桃太郎や花咲爺など昔話などがあり、どれも絵が美しく、その時代の風俗を正確に描いています。
是非、一度、手に取ってみてください。

2001年4月20日発行
画 笠松紫浪
文・構成 千葉幹夫
講談社